代表取締役社長

熊谷 章

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ソフトウェア開発チーム分析、開発プロセス管理に関する方法論と哲学、 システムソフトウェア要求定義と設計手法を専門にコンサルティングを行っている。 約40年に渡りソフトウェア産業界で数多くの産学連携プロジェクトを手がけた経験を生かし、 コンピュータ技術カンファレンスやワークショップでソフトウェア開発専門家から 大学研究者まで幅広い聴衆を対象とした講演や講義を行っている。

現職

2008年~タオベアーズ合同会社 代表取締役社長
2000年~東京工科大学 講師

職歴

2003年~2006年東京エレクトロン株式会社 General Manager
オブジェクト指向開発手法の半導体製造装置開発への適用
1970年~2003年(株)PFU及び(株)富士通
その間、1992年~1993年 PFU上海 設立準備、代表取締役社長(総経理)

経歴

1947年生
1970年山形大学理学部物理学科卒業
Genaral Manager

松岡 泰史

80年代半ばより、Smalltalk環境でのツール開発に従事。00年代前半より、 Web系アプリケーション開発に従事し、00年代後半より、IT系セミナーの開発 と講師に従事している。近年は、現実とコンピュータがオーバーラップした 世界での検索に興味を持つ。

主な経歴

  • ツール開発
     各種CASEツール(Smalltalk-80、VSE、VisualWorks)
  • アプリケーション開発
     ASP向けインフラサービス用Webシステム、海外デモ用Webシステム
  • IT系セミナー
     オブジェクト指向技術、RSAハンズオン
Genaral Manager

中谷 浩康

(株)PFU、(株)NTTデータ、(株)Aplixなどを経て、TaoBears合同会社に入社。

人工知能要素技術の調査研究に始まり、ニューラルネット、遺伝アルゴリズム、 協調・競合計算などの創発的なアプローチに基づく研究開発に従事 その一方で、コンポーネントウエア型開発環境の開発、オブジェクト指向技術 を活用した製品開発/システム開発の経験なども多く持つ。 近年、品質保証におけるフォーマルアプローチの活用に関心を持ち、MDAも取 り入れた開発プロセスの策定に専念中

主な経歴

  • 概念依存表現(ConceptualDependencyExpression)による自然言語理解の 研究開発(Lisp)
  • 数式処理システムにおけるフロントエンド技術の開発(Reduce, Lisp)
  • ニューラルネットシミュレータ(BoltzmannMachine)の開発とそれを応用 した自然言語処理技術の研究 (C, CommonLisp)
  • コンポーネントウエア型開発環境の開発、製品化、保守にプロジェクト リーダとして従事 (C, smallTalk)
  • 創発(emergence)的アプローチ(GA, マルチエージェント、強化学習)に 基づく、動的最適化技術の研究開発(C, smallTalk)
  • オブジェクト指向による各種システムの開発(要求分析、設計、実装) にプロジェクトリーダ、プロジェクトマネージャとして従事 (C, smallTalk, Java, Perl, PHP, UML)
  • MDAに基づく開発環境の開発、開発プロセスの策定 (Java, UML, OCL)

主管研究員

片山 善夫

C言語をはじめとする各種言語のコンパイラ/インタプリタの開発に20年近く従事。 ターゲットアーキテクチャは、SPARCなどの一般的なものだけでなく、VisionChipのよ うな特殊なものを含む幅広いアーキテクチャを経験している。

多言語処理の研究にも従事し、その一環としてEmacs用入力メソッドのTamagoの開発に 参加し、フリーソフトウェアにも寄与した。Tamagoで実装した入力言語は、日本語、中 国語、韓国語、タイ語、アイヌ語である。 近年は、PCクラスタソフトウェアの一つであるSCoreのサポートにも従事している。

主な経歴

  • コンパイラ/インタプリタ開発
    C、Fortran、Pascal、MUMPS、SPL、YPS
  • 多言語処理研究
    多言語処理Cライブラリ試作
    多言語入力メソッドTamago開発:多言語 (日中韓) 一括漢字変換方式を開発
  • SCoreサポート
主管研究員

鈴木 一郎

2008年9月にTaoBears合同会社に入社。以降、数理科学分野の研究開発に取り組んでいます。 得意とするところは、最適化問題やデータマイニングなどの数理科学分野の問題を コンピュータを利用して解決することです。

またこのような数理科学分野とオブジェクト指向技術との関連にも興味があります。 数理科学分野での技法としては、

  • Regression analysis
  • Support Vector Machine
  • Neural Network
  • Genetic Algorithm
  • Simulated Annealing
  • Steepest descent method

等々を利用した実績あり。これらの技法を既存のソフトパッケージで操作するのではなく、これらの技法に対応するソフトウェアをJava等のプログラミング言語を介して開発します。また、上記のような既存の技法とは異なる数理アルゴリズムを研究開発することも大きな興味のひとつであり、それらの多くは特許公開しています。

主な経歴

  • 1981年4月~1986年3月 東京工業大学理学部数学科博士課程 大域解析、特にリーマン多様体上の非線形偏微分方程式の研究をして いました。

  • 1986年4月~2000年3月 富士通株式会社 システムエンジニア 文教ならびに計算科学分野のシステムエンジニアとして勤務しました。 この時期は、システムエンジニアとしてのノウハウや計算科学としての種々アルゴ リズム習得を行いました。また色々なケースの最適化問題に取り組みました。 特に、「脳磁場源推定システム」の研究開発に従事しました。

  • 2000年4月~2006年3月 セレスターレキシコサイエンシズ社 研究開発 バイオテクノロジー関連の会社であり、ソフトウェアとしては、顕微鏡自動制御 システム、データマイニング関連として化合物薬理効果予測システムの研究開発 に取り組みました。また、独自分散オブジェクトシステムやGUI関連のツール キットの開発に従事しました。

主管研究員

谷津 弘一

1980年代半ばより、製造系から金融系、事務処理から図形処理まで、 様々な分野のアプリケーションシステムの開発に従事。 1990年代前半より、形式手法の調査・研究を行っており、 近年はハイブリッドシステムの記述・検証に興味を持つ。

主な経歴

  • 情報規格調査会FDT-SWG委員
    形式仕様言語VDM_SLやZのISO標準化に寄与
  • IPA(実行可能な形式言語システムの調査研究プロジェクト)研究員
    代数仕様言語OBJ族に対する高階パラメタ機構の提案
  • 形式手法の実践
    オンライン証券パッケージのサブシステム開発に形式仕様言語VDM++を適用し、 小規模(Cで数万行)ながら信頼性の高いサブシステムを低コストで実現
技術顧問

佐原 伸
経歴
  • 1951年、東京都新宿区生まれ。
  • 1975年、東京教育大学理学部応用数理学科卒業
  • 同年野村コンピュータシステム(現野村総合研究所)入社
    • 証券情報システム構築、第2次オンラインシステム構築、 ソフトウェア開発・保守環境(SMEF)の構築、社内へのUNIXおよびワークステーション導入などに従事。
  • 1987年SRA入社
    • 電力会社・電気メーカーなどへの構造化分析/設計・CASEなどのコンサルティング、および社内・社外へのソフトウェア工学教育などに従事。
    • 1994年からSmalltalkチームを発足させ、Smalltalk製品の販売・Smalltalkソフトウェアの開発・Smalltalkの教育・オブジェクト指向分析/設計のコンサルティングなどに従事。
    • オブジェクト指向分析/設計のコンサルティングを行いつつ、Smalltalk環境上に形式仕様記述言語その他の形式技術支援ツールを載せたCASE環境構築を研究。
    • ソフトウェア工学全般、オブジェクト指向分析/設計、CASEおよびプロジェクト管理のコンサルティングを行った。
  • 2000年8月日本フィッツ入社。
    • オブジェクト指向形式仕様記述言語VDM++を仕様記述言語として、証券会社のバックオフィスシステムを構築し、リリース後のバグ0を達成した。
    • 2005年10月合併によりCSKシステムズ移籍
    • 現在は、製造グループVDM推進課で、VDMの普及・技術コンサルティング・教育・VDMコーディングなどを行っている。
  • 2009年7月より、タオベアーズ合同会社顧問を兼務
    • VDMの普及・技術コンサルティング・教育・VDMコーディングなどを行っている。
最近の研究開発実績
  • 形式仕様記述言語VDM++による関数型標準ライブラリーの開発(研究及び実開発)、および関数型言語Concurrent Cleanによる実装(研究)
  • 形式仕様記述言語VDM++による関数型回帰テスト支援ライブラリーの開発(研究及び実開発)
  • 形式仕様記述言語VDM++による証券業務システムの要求仕様作成およびフレームワーク作成(研究及び実開発)
最近の主要論文・特許等
  • 佐原伸 : 形式手法の技術講座—ソフトウェアトラブルを予防する, ソフトリサーチセンター, 2008
  • John Fitzgerald, Peter Gorm Larsen, Shin Sahara : VDMTools: advances in support for formal modeling in VDM, ACM SIGPLAN Notices, Volume 43 Issue 2, February, 2008
  • 佐原伸 : VDM++関数型回帰テスト支援ライブラリ, ソフトウェアシンポジウム 2005 Proceedings, pp. 81 - 88, ソフトウェア技術者協会, 2005
  • 佐原伸 : VDM++基本ライブラリの作成, ソフトウェアシンポジウム 2004 Proceedings, pp. 201 - 210, ソフトウェア技術者協会, 2004
  • 佐原伸 : 事務処理用VDM++フレームワークの作成, ソフトウェアシンポジウム 2004 Proceedings, pp. 211- 220, ソフトウェア技術者協会, 2004
  • John Fitzgerald (原著), Peter Gorm Larsen (原著), 荒木 啓二郎 (翻訳), 荻野 隆彦 (翻訳), 染谷 誠 (翻訳), 張 漢明 (翻訳), 佐原 伸 (翻訳) : ソフトウェア開発のモデル化技法, 岩波書店, 2003
興味
  • 言語(特に関数型言語Concurrent Clean・仕様記述言語VDM++・オブジェクト指向言語Smalltalk)、形式手法、モデリング、ハイパーテキスト、CASEに興味を持つ。
  • 趣味はサッカーと囲碁およびソフトウェア収集とプログラミング。
学会活動
  • FME(Formal MEthod Europe), SEA(ソフトウェア技術者協会), ソフトウェア科学会、情報処理学会の会員
  • Formal Method 2003, 2005プログラム委員、Formal Method 2006のOverture Workshop共同主催者、VDM Overture ProjectおよびVDM Language Boardのメンバー。